こんにちは、生地の森です。
今年も残り1か月をきりまして、一段と寒さを感じるようになりました。
着るものも 住まいも 身体も本格的に冬支度になりましたね。
この時季になると、
「冬におすすめのリネン」についてご相談を頂きます。
「え、冬にリネン?」
リネンって夏の生地ではないの?と驚かれるかもしれませんが、
当店では冬の季節でもリネンユーザーさんは年々と増えております。
そこで、皆さまからお話をうかがって感じたことをまとめてみました。
・自然志向で食べるもの、身に着けるもの身体にやさしい素材にこだわっている。
・ナチュラルな独自のセンスを生かして、自信のファッションデザインにふさわしい素材を探されている。
・こだわりのある素材感に魅力を感じ、ファッションをを楽しまれている。
季節問わずリネンという天然素材の魅力やこだわりのある布への
興味、関心が高まっているのを感じます。
そこで改めて、冬にピッタリなリネンの布選びのポイントや
失敗しないコツなどをここでご紹介したいと思います。
〈目次〉
① 冬に選ぶリネンのポイントは…
1.厚み
2・風合い感
3・織りの特徴
4・色
②一押しBest3
③生地の森のウィンターリネンコレクション
①冬に選ぶリネンのポイント
1.厚み
2・風合い感
3・織りの特徴
4・色
1.厚み
厚みは薄いよりも厚みのある方が良いですが、
アイテムによって、厚みは変えるものおすすめです。
羽織りやコートには、中厚地から厚みのあるもので、裏地やライナーなど別生地を使い合わせるのも良いですね。
中にに着るブラウスやワンピースは厚すぎるとゴワつくので、
ほどほどどにやや薄めでもふんわりとなめらかな生地が良いと思います。
2.風合い感
冬はしっとりしてふんわり、くったりしてなめらか、
程よい光沢感と、ウールを思わせる風合い感が温かみを感じるかと思います。
3.織りの特徴
冬は織り柄の特徴や素材感にこだわったものが良いです。
例えば、平織の生地よりも綾織(あやおり)の生地がお勧めです。
綾織りの生地は、糸の特性が一番出やすいといわれており、
当社の製法でつくられたリネンは、しなやかでなめらかな
素材本来の持ち味がしっかりと表われて、
なめらかでふっくら柔らかい風合いに仕上がります。
主に、ビエラやサージという織り物はもともとウール生地に多くみられる織り組織なので、リネンの素材に置き換えることで、その雰囲気が現われます。
ヘリンボンも同様、ウールツイードにみられる織りなので、
杉綾といわれるV型の幅が大きくなったり変形したりと
個性的でファッショナブルな印象は冬の季節にもぴったりですね。
4.色
柔らかい温かい印象になるのはブラウン系。
モードで落ち着いた雰囲気はチャコール。
アクティブで知的な印象はカーキ系。
ニュアンスを楽しむならパープル系やボルドー系。
でもなぜか、寒くなるとホワイトや淡い色合いが
華やかな雰囲気と嫌みのない特別感を演出してくれます。
②一押しBest3
冬に注目 一押しリネンBest3
Best.1
綾織りアンティーク風ラミーリネン
とろみのある生地感としっとりとした柔らかさが 季節にフィットします。
使い込んでいくうちに味わい深くなる こだわり素材です。
Best.2
ラミーリネンビエラ ダメージダイドウォッシュ
ムラ染めの独特なツラ感は他にはないヴィンテージライクな趣き。
中でも注目のレッドは目を惹きます。古着好きにおすすめ。
Best.3
洗いこまれた綾織りベルギーリネン
トロンとした生地感がエレガントな印象に。
生地の厚みも丁度よくワンピースやスカートとのセットアップコーデに。
③生地の森のウィンターリネンコレクション
冬におすすめ
リネンとウールがコラボしたウィンターリネンの代名詞
『リネンウール』をご紹介。
ふっくら度№1
洗いこまれた綾織リネンウール
ウール混リネンでふんわり。ふっくらと厚みもあるので、羽織ものやボトムスに
おしゃれ度№1
洗いこまれたベルギーリネンウールビエラ1/40番手
上品さを兼ね備えた、リネンウールはドレスアップしたワンピースにぴったり。
こだわり度№1
リネンウールヘリンボン ナチュラルダイド1/25番手
表情豊かな独特な風合いが季節感を感じさせます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
リネンは、風合いや織り柄、色合いなど、通年通して楽しめる素材です。
筆者の主観も入っておりますが、ぜひご参考までに、お試しいただけたら幸いです。
冬でもリネンの生地であなたのモノづくり体験が素敵になりますように。