この春、入園や入学をお迎えの皆さまは、ご準備で忙しい時期となりますね。
ハンドメイドでご準備されるときに一番に悩むのが生地選びではないでしょうか。
生地には厚みや固さなどの種類があり、デザインや用途によって向き不向きもあります。
そこで今回は、お着替え入れや、おけいこバッグなど、デイバッグとは別のサブ的な バッグや2WAYバッグなど、デザインやアレンジにも向いた生地をご紹介したいと思います。
目次
・通園、通学バッグ以外に必要なアイテム
・おすすめ生地はコチラ
・生地の取り扱い
・取扱い注意点のまとめ
・通園、通学バッグ以外に必要なアイテム
新しい生活が始まると、毎日の通園、通学以外に、放課後児童会や、習い事、その他の行事としては、遠足、運動会、音楽会、発表会…
様々なイベントが増えてまります。
そんな時、普段のデイバッグ以外にも、その都度適当なバッグが必要になってきます。
例)
・お着替え袋、体操服袋
・ランチバッグ、給食袋
・上履き入れ
・持ち物が多くなった際のエコバッグ
・両手が空くナップサック
・おけいこバッグ
・巾着袋
・ハンカチ、ティッシュホルダーなどのポーチ
実際に筆者が作って便利だったのは、お昼寝布団が入る手提げ袋。適当な市販を探すよりも作ったほうが早いと感じました。他には図書館用の本を入れる手提げ。普段のバッグとは別にして、お気に入りのキャラクターのアップリケをつけました。あと調理用のエプロンや三角巾、それを入れる巾着袋など。
・おすすめ生地はコチラ
オリジナル「洗いこまれたコットンキャンバス」はいかがでしょう。
平織りのしっかりとした厚手の生地ですが、生地を洗いこんでふっくらとした質感に仕上げました。
しっかりした中にも柔らかさがありますので、初心者の方でも扱い安い生地です。
帆布の生地だと、丈夫なのですが、やや硬さもあるので折りたたんで持ち運びするのはすこし難しいけれど、この「洗いこまれたコットンキャンバス」は柔らかいので、折りたたんだり、形のアレンジも作りやすいかと思います。
通学、通園時は何かと袋小物も必要になりますので、DAYバッグ以外に、
荷物の量によって使い分け出来るように、色々な大きさを用意するのも良いですね。
カラーは全18色 (2020年1月時点)
全体にややくすみがかった落ち着いた色目が特徴です。
また、こちらの生地は、コットンの素材の持ち味を生かすために強力な薬品処理を行なわず、ナチュラルに仕上げてあります。
そのため、生地表面に独特な染めムラが不均一に見られますが、それが自然な風合い感を引き出しています。
・生地の取扱いについて
コットンの生地は素材の特性上 水洗いでの収縮は避けられません。
そこで水洗いでどれくらい縮むのか試してみました。
水通し 約1時間半程度の調査結果
最初はしっかり全体に湿らせたかどうか確認してください。
少しの水で適当にやってしまうと、下記のように水がはじいてむらになります。
万が一このまま脱水して天日で干すと、ムラのところが輪ジミになって残ることも考えられます。
水通しを行う場合は、たっぷりの水にしっかりと全体に水が浸透するようにしてください。
浸水後は軽く絞り、平にしてから陰干します。
濡れた状態で強くこすりあわせると白くアタリが付きます。くれぐれも濡れた状態で強くこすらないようにご注意ください。
半乾きの状態からアイロンを当て地直ししていきますが、アイロンは裏面から当ててください。
直接表面に高温で当てると、白くアタリがつきます。まずは中温で当てながら様子をみるとよいと思います。
もともと揺らぎのない生地で柔らかさがあるので、アイロンも当てやすく余分なシワも取れました。
左:水通し前 タテ10㎝ ヨコ10㎝
右:水通し後 タテ9.9㎝ ヨコ10cm
タテ方向に約1%程度若干の縮みがありました。
≪感想≫
予めサイズの決まっているものを作る際は、水洗いによる収縮で型崩れを気にされるますが、この生地の縮率の場合は、そこまで神経質にならなくてもそのままお使いいただいても良い範囲かと思います。
ただし、用途やデザインに応じて水通しの有無はお選びいただければと思います。
・取扱い注意点のまとめ
オリジナルの「洗いこまれたコットンキャンバス」は、特殊な染色加工の特性上、生地表面に独特な染めムラ感が現われ自然な風合い感を表現しております。
コットンキャンバスの無地は水通しや水洗いで色落ち縮みが生じます。
水通しは特に必要ありませんが、製品後水洗いによる縮みは避けられませんのでご理解ください。
水通しの浸水は無地は1~2時間程度。
柄物は色移りが起こる場合がありますので、1時間以上の浸水はお避けください。
長時間の浸水や脱水機による強い脱水は余計なシワや強くこすれることによるアタリ(白っぽくつくこと)の原因となりますのでお避けください。
湿った状態で強くこすれると摩擦により色移りする場合があります。濡れた状態でのご使用にはご注意ください。
アイロンは生地に強く当てると、白化(白くテカる)を招きますので、裏面からあてるか表面を当てる際は当て布のご使用をお勧めします。
最後に
入学、入園グッズは、新年度のスタート時だけにとどまらず、その先も何年間と使っていく生活の必需品です。
お子様が長くご愛用できる為にも、流行や年齢にあまり左右されないシンプルな生地選びも大切かと思います。
親御様が愛情込めて作られたものは、お子様にとっても嬉しく、大事に使ってくれるはずです。
皆さまの愛情のこもった作品が、いつか成長したお子様との素敵な思い出になっていくと思っております。
ぜひ、ハンドメイドを楽しんでいただけたらと思います!