リネンや麻の生地を秋や冬に使うのはおかしい?
リネンや麻生地は夏限定という思い込みを覆す、天然素材の生地専門店「生地の森」が生み出す天然素材の素朴なウォーム感。今回は、秋冬の装いに開発した生地の森の「リネンウール」についてご紹介していきます。リネン好きの方、リネンに興味のある方は必見!秋冬の季節感を彩る、リネン生地の魅力と、秋冬シーンにぴったりな「リネンウール」をお届けします。
【目次】
■生地の森の「リネンウール」
生地の森のリネンウールは、麻(ラミー・リネン)と毛(ウール)を混合した素材で、程よい毛羽感と、ふっくらと柔らかみのある風合いが特徴で、ぬくもりを漂わせる素材感が、秋冬の季節感を演出します。
この風合いは、昔ながらの伝統的な手作業による染色方法により、素材の持ち味を最大限に引き出すことで、僅か10%程度のウールを逃がさず繊細に表情に現わすことで、素朴なぬくもりのある風合いを作り上げました。
■生地の森の代表的なリネンウール
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日本の高い技術で紡績されたラミーリネンウール
綾織りラミー リネンウール 25番手 (IN50512)
最初に誕生したのは、糸の紡績、織布、加工と日本で作られた日本仕様のリネンウール生地です。
リネンや麻は夏限定というイメージが強く、秋冬の季節に使うのはおかしいのではないかと嫌煙されがちに、そこで秋冬でも季節感の出せるリネン生地を作ろうと考案しました。
発売当初「本当にあたかいの?」「全然あたたくない」という厳しいご意見も。しかし私たちの方向はブレることなく、生地の森でしか味わえない素材感をしっかりアピールして、皆さまに喜んでいただくことを目標に、毎シーズン生産し販売を続けてきたところ、だんだんと使っていただけるようになり、「こういう生地が欲しかった」という喜びの声も頂けるようになりました。
【お客様からの声】※一部抜粋
・大変良い生地です。 リネンのクッタリ感があり、ウールの暖かみがあり、チクチク感は全く無く、とても気に入っています。
・しっとりと肌触りがよく身体に馴染みやすく着心地抜群です。
・このリネンウールが好きでリピートしています。程よい厚みがあって使いやすいです。
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「綾織りラミー リネンウール 25番手」は、ふっくらと肉厚で落ち感の良い素材感が人気です。
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良質な原料とのコラボレーション
綾織りベルギーリネンウールビエラ 40番手(IN50561)
良質なベルギー産フラックス原料のリネンとウールの上質なコラボレーション
秋冬だから生地は厚みがあれば本当に良いのかという疑問点から、もっと様々なアイテムにも使える厚みのバリエーションを考えました。そして秋冬は一年を通じて一番おしゃれを楽しみたい季節。秋冬らしいリッチ感を出せないだろうかと、良質なベルギー産フラックス原料のリネンとウールを混合して誕生しました。晩夏から春先の3シーズンで使える程よい肉厚感と、くったりとろんとした風合いが持ち味となり、この 「 綾織りベルギーリネンウールビエラ 40番手」 を使ってからリネンの生地が好きなったという方もいらっしゃいました。
【お客様からの声】※一部抜粋
・カジュクールワンピースを作りました。 とろんとしていてとてもいい感じです。
・ほんのり暖かでいつまでも触っていたくなるような生地でした。
・この柔らかさが求めていたものにぴったりでした。購入して良かったです。
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「 綾織りベルギーリネンウールビエラ 40番手」 は、分厚すぎずとろみのよい柔らかさが人気です。
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■リネンウールのお手入れについて
リネンウールの生地について、普段通りの水通しでいいの?お洗濯方法は?と気になりますよね。
ここでは、生地の森が推奨するお取り扱いについてご案内します。
リネンウールは水通ししていいの?
麻(ラミー・リネン)が約7割(70%以上)のものは、リネン・麻生地と同じような水通しが可能です。ただし毛(ウール)の混率が40%以上の場合は、水通しやお洗濯は生地の風合いを損ねる場合がありますのでご注意ください。その場合は生地の裏から霧吹きとスチームアイロンで地直ししていただく方法をお勧めします。
・たっぷりの水でしっかり浸水
水通しをする際はたっぷりの水にしっかりと全体を浸水させてください。
浸けたつもりが濡れていないところがムラになってしまったというお話をよく伺います。
当社の生地は織付けのキバタ(糊が付いままの状態)ではなく、最終工程を済ませた生地の状態にしてありますので、アパレルでは縫製工場にてそのまま裁断して使われます。なので水通しをされると、最初は水を弾く性質があります。まんべんなく均等にしっかりと水に浸っているかご確認ください。くれぐれも水以外のお湯をつかったり、一晩中浸ける必要はありません。
・乾いた布で水気を押さえるように
浸水後は乾いた布などで手で水気を押さえるように水気をとってください。強く捻って絞るとウールの風合いを損なう恐れがあります。また脱水も摩擦を加えて風合いを損なう原因に。くれぐれもご注意ください。
・平らに伸ばして陰干し、半乾きから地直し
水気を取ったら生地を平にして陰干しし、半乾きの状態で、ヨコ糸と引いてタテ地とヨコ地垂直になるように、整えて生地の裏からアイロンを当ててください。
リネンウールを水通しをすると、天然素材特有の多少の縮みは整いますが、ウールの風合いには若干影響するという事をご理解の上で行ってください。
麻・リネンの生地は夏だけしか使わないのはすこしもったいないですね。
リネンウールの生地は季節の変化と共に、飽きさせないところも魅力のひとつです。
ぜひ今年の秋~冬~春と、麻・リネン生地で、ハンドメイドの装いを満喫しませんか。
皆さまのご利用を心よりお待ちしております。